静岡県富士山世界遺産センター

ほんの少し前のこと…

久しぶりに「あ、ここに行かねば」と
稲妻が走るように直感がおりてきたので
早速 猛暑のなか出掛けてきた

ご承知のとおり（いや、ここではご承知でない方ばかりだろうけど…）
わたしは 遥か昔（といっても10年程前か）…「富士山ワーク」と銘打って
二至二分のタイミングにあわせて
仲間とともに富士山の裾野（の神社）を巡る…なんてことをしていて

さらに3年前は 誕生日を富士山 山頂でお祝いしようと
知人と壮大な計画？をたてていたのだが

流行りの病の なにがしで
世の中すべてに停止ボタンが押されてしまい

正直「もう富士とのご縁はないだろう」と思っていたから
まさかいま こんなところに呼ばれるとは驚きだった

まぁそんな話はいいか
前置きが長くなってしまった


このセンター…
まず惹かれるのは
建物のデザイン

斬新で
そして美しい

館内はそれほど広いわけでもなく
もしかすると ここにまったく興味がない人だとしたら
サラッと10分程度で帰ってしまうのかもしれない
（現にわたしが訪れたとき、観光バスが一台、トイレ休憩で立ち寄って
　すぐ帰ってしまっていた…）


富士山を登るような感覚で
展示物等を見てまわることができ

そしてその見せ方がまた
「やるなぁ」という感じ

写真撮影禁止の展示が多く
ここでご紹介できないのが残念だが

突然、自分の後ろからリアル登山者？が現れて
（演出だとわかってはいるのに）何度も小さな悲鳴が出そうになった

地味かもしれないが
センスがいい展示もあった

細部にわたるこだわりも感じられる

館内の所々に案内役の方がいてくださり
富士山トリビアを教えてくれたりする
（みなさんボランティア…らしい）


そして（わたし的に）大当たりだったのが
１Ｆにあるカフェ（＆ミュージアムショップ）

噂で聞いていた ここの「富士山さのバーガー」というのが
その噂通りに 超絶 美味しかった

お肉のジューシーさと
わさび菜の微かな辛味の相性がよかった

「富士宮やきそばじゃないのか」と言われそうだが
ここはあえて（というかやはり）「さのバーガー推し」としておきたい

ミュージアムショップでは
「ボクを買ってくれ」と言わんばっかりに輝くポストカードがいた
（「あった」ではなく 敢えて「いた」と言おう）

例えていうならそのカード…
表参道のようなお洒落さと
OSHOのような禅的世界が
ポップな絵柄でシンプルに描かれている

さりげなく「悟っちゃった」絵葉書

よって購入
しかも２枚

お腹も魂も何もかも満たされたわたしは…とにかくご機嫌だった


ちなみに…ここに来る前
お隣の富士山本宮浅間大社で お参りは済ませていて
この日 わたしを呼んでくださったこと…もちろんお礼申し上げている

久しぶりに神の御前で
無邪気にのびのびと リラックスさせていただいた一日だった

帰りみち…「そうだ、熱海の温泉で疲れを癒そう」と思い立ち
少しだけ寄り道をしてみた


わたしの旅路に「わたし」はいない
ただいつも「それ」が在るだけなのだ




今日もありがとう
みなさまも素晴らしき「いま」を